名誉とプライドをかけて戦う  さくほプライドSAKUHO PRIDE

第4号(2018年12月発行)

後列左から/由井正巳会長、小林孝監督、高野英次事務局長、岡部豊久総監督  前列左から/笹崎慎一さん、古池伊吹さん、小林裕太さん、井上星弥さん
後列左から/由井正巳会長、小林孝監督、高野英次事務局長、岡部豊久総監督  前列左から/笹崎慎一さん、古池伊吹さん、小林裕太さん、井上星弥さん
左から/笹崎慎一さん、小林裕太さん、古池伊吹さん、井上星弥さん
左から/笹崎慎一さん、小林裕太さん、古池伊吹さん、井上星弥さん

駅伝メンバー“リレー”インタビュー

 

年末年始は駅伝シーズン。全国高校駅伝や箱根駅伝も、もちろん良いのですが、身近な駅伝チームにも注目です。来年春に長野市内の市町村がふるさとの名誉とプライドをかけて戦う「長野県市町村対抗駅伝」が行われますが、その一部のメンバーに集まってもらい、お話を聞きました。これを読んだら、選手がもっと身近な存在に。わがまち「佐久穂」を背負って走る駅伝チームを応援しましょう。

小林祐太さん
小林祐太さん

Q:みなさんの陸上の経歴は

古池伊吹さん(以下小池) 私は松本市出身で、県警佐久警察署八千穂駐在所に勤務しています。中学までは陸上をやっていましたが、高校時代はやっていなくて、就職してからまた“走り”出しました。きっかけはダイエットだったんですが(笑)。それから、町の方から「走ってるらしいじゃないか」と声が掛かって、いつの間にかこちら(駅伝)のメンバーになってました。

笹崎慎一さん(以下笹崎) 本格的な陸上は高校からです。小中学校のときは、野球、バスケなどやっていましたが、全国に名の知れた高校で走ってみたいと思い、佐久長聖高校に進学しました。2年の時には全国高校駅伝で3㎞の区間でしたが区間1位でした。日本大学では念願の箱根駅伝で、1度その舞台に立つことが叶いましたが、山登りの5区でこちらは最下位でした。その後は、地元に就職しましたが、市町村駅伝なので、こうやって走れる環境があるのがうれしいですね。なければやめていたかもしれません。

小林裕太さん(以下小林)上田西高校の時から陸上を本格的に始めました。ぎりぎりの部員数でしたので、1年生の時から出場させてもらいました。3年の時は1区で2位に入ることができました。箱根にあこがれて大学に進学しましたが、國學院大學時代は、残念ながらメンバーには入ることができませんでした。

井上星弥さん(以下井上) 小学校5年からサッカーをやっているのですが、中学のマラソン大会で3位に入って、中2から市町村駅伝のメンバーに入れてもらっています。

 

井上星弥さん
井上星弥さん

Q:みなさんにとって駅伝の魅力とは

古池 普段一人で走っているので、仲間と走るのはすごく楽しいです。駅伝じゃないと味わえないですね。

笹崎 学生時代は勝負に徹していたけど今は自分の中で捉え方違ってきています。一人ではなくタスキをつなぐことによって、責任感も出てくる。そういった思いを持って走ることです。

小林 魅力を伝えるのは難しい。実際に走ってみないとわからないことも多いので。やったことない方にはぜひ、やってみてほしいです。

井上 一人一人が100%の力を出さないといけない。そこが魅力です。

 

Q:来年の長野市町村対抗駅伝に向けて今取り組んでいること、目標などは

古池 市民ランナーとして月2回ぐらいマラソン大会にでています。まずは3時間を切ることを目標にやっていますが、フルマラソンはスピードも必要なので、マラソンの練習が駅伝にも生きていて、タイムアップにつながると思います。

笹崎 ここ何年かは不甲斐ない走りになっているので、来年はしっかりと走りたい。そのためには時間をかけて練習するしかないですね。若いチームなので、流れが良くなれば勢いでいけると思うので、自分が流れを変えられるような走りをしたいです。

古池伊吹さん
古池伊吹さん

 小林 市町村駅伝は特別な思い入れがあります。陸上をやろうと思うきっかけになった大会です。今年は不甲斐なかったので、来年は区間賞をとりたい。笹崎さんもとっているんで(笑)。

井上 ぼくも区間で良くないので、来年は最後なので、しっかり走って順位を伸ばしたいです。

古池 最後って言わなくていいんじゃない。進学しても(大会は)ゴールデンウイークだから帰ってくればいいから(笑)

 

Q:普段はどこで練習を、走っていて好きな場所や景色は

古池 今日も(取材場所まで)走ってきました。通常は夜を中心に走っています。南は小海駅、北は臼田駅あたりまで。昼間走っていると、いつも靴下が派手なので目立つみたいで、町民の方にすぐばれるんです。(警察官という)仕事柄、地域の方に顔を覚えてもらうのはいいことなんですが。

笹崎 ほとんど走れていません。基本的に土日をメインに走っています。八千穂小・中学校出身なので、特に春、千曲川沿いの桜並木の辺りを走るのが気持ちいいですね。

笹崎慎一さん
笹崎慎一さん

 小林 「元気が出る公園」の坂を上って一番上まで行くんですけど、駐車場からの景色を見下ろすと、最高に気持ちいい瞬間です。

井上 千曲病院の上の農道を走っています。アップダウンが激しいのですが、下りで浅間山がきれに見えます。

 

Q:佐久穂の代表として戦う意気込みを

古池 もともと佐久穂の住民ではありませんが、町に溶け込めるきっかけになったのが市町村駅伝です。佐久穂のためにがんばりたいです。

笹崎 佐久穂の学校には陸上部がなくて子どもが(競技で)走る機会がありません。こうやって駅伝を通して走る機会があるのはすばらしいことだと思っています。そして何より、選手だけで走れるわけではなく、監督をはじめ支えてくれるみなさんのおかげで走ることができるので、そういったことに感謝して走りたいです。

小林 私たちは皆さんに支えらえているので、走る側としては結果を出したい。以前の駅伝で、佐久穂町の名前をテレビで間違えられたので、佐久穂町の名前をもっと知ってもらえるよう、アピールできるように頑張りたいです。

■参加者プロフィール

笹崎 慎一さん(29歳) 八千穂小・八千穂中 佐久穂町役場勤務

小林 裕太さん(22歳) 佐久西小・佐久中 上田情報ビジネス専門学校在学中

井上 星弥さん(17歳) 佐久西小・佐久中 野沢南高校在学中

古池 伊吹さん(33歳) 松本市出身 長野県警佐久警察署八千穂駐在所勤務

※年齢、在校、勤務先等は発行時のものです。

佐久穂駅伝クラブは、昭和53年に開催されました長野国体当時の役員選手が28年ぶりに再会し発足されました。楽しく走れる仲間募集中です。連絡は事務局 高野(☏090-4464-4733)までお願いします。


3区 井上星弥君から4区 笹崎慎一君へ
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この後、笹崎君のスパートにより一気に上位へ
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5区 古池伊吹君から6区 石垣美心さんへ
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8区 小林裕太君からアンカー沖浦大地君へ
8区 小林裕太君からアンカー沖浦大地君へ