さくほ通信club 第一期、第二期(令和3年度)活動紹介


仲間と楽しくSNS発信!

初年度のさくほ通信clubで何が行われたのか?!

 

 

   さくほ通信clubは、このマチに暮らす人々が集まったSNS情報発信クラブ。楽しみながら、教えあいながらSNSで自分のコトやマチの魅力を発信するサークル活動です。初年度の2021年は、7月に第一期、10月に第二期のメンバーを募集。一期3か月間の活動に合計31名の皆さんが参加しました。

   佐久穂町にお住まいで、ライター・編集者を仕事とするやつづかえりさんにクラブ活動の編集長として、同じく町内でデザインやラジオのパーソナリティ等のお仕事をしている塚原奈緒さんに副編集長として、リーダー役を務めていただきました。

7月4日に茂来館で開催した第一期活動のキックオフ会合
7月4日に茂来館で開催した第一期活動のキックオフ会合
さくほ通信club編集長・やつづかえりさん(右)、副編集長・塚原奈緒さん(左)
さくほ通信club編集長・やつづかえりさん(右)、副編集長・塚原奈緒さん(左)

メンバーによるSNS投稿

 

   活動期間中、メンバーによってFacebookInstgramNote等のSNSでたくさんの投稿があり、佐久穂町の情報や魅力が発信されました。Facebookでの投稿についてみると、令和34月~12月の9か月間にメンバーによる総投稿総数は約550本。この内、さくほ通信clubの目的である「佐久穂、南佐久に関する投稿」は約430本もありました。地域名称にハッシュタグを付けて表示(#佐久穂町 #南佐久、等)した投稿も数多くみられ、この地域に対する検索数増加が期待できます。

佐久穂町のふるさと応援寄付金について、返礼品の魅力等を伝えるメンバー投稿

 

佐久穂町のふるさと応援寄付金に関する、藤森隆さん、佐々木隆文さんによる対談の投稿

さくほ通信club_note やつづかえりさん1211日投稿(左)

りんごやSUDAのりんごの木のオーナー活動を取材した投稿による投稿(右)

さくほ通信club_note 松本奈緒さん

1213日投稿(左)


さくほ通信9号の発行

 

   SNSでの情報発信と並行し、メンバーの有志10名が集まりマチのタウン紙「さくほ通信9号」(A3、4ページ)を制作し12月に町内で全戸配布をしました。今回の「さくほ通信9号」は、町内の高校生を中心ターゲットとしました。若い人々が進路を考える際の参考になること、加えて町の魅力に気付いていただくことでこのマチで人生を築いていこうという若者が一人でも多く現れることを願い、有志メンバーが取材したり原稿を書いたりと一生懸命制作しました。

さくほ通信9号
さくほ通信9号
メンバーの方が、小海高校のボランティア班とクレープ作りを行った模様も記事になりました。
メンバーの方が、小海高校のボランティア班とクレープ作りを行った模様も記事になりました。

取材・ライティング オンライン講座 

 

 都会で暮らす佐久穂出身の若者や、将来このマチや地域に魅力を感じて移住してくるような人々が多く現れることを願い、町外在住者向けに企画したイベント、「あなたのコトバが地域の力に〜地域の魅力を伝える“実践型”取材・ライティング講座 in 佐久穂町〜」。まず、オンライン講座を2回(8月、9月)開催しました。プロのライターが、取材・ライティングに関するイロハやコツを親切に指導してくれる講座に15名が参加。内4名の人は、11月に実際に佐久穂町に来町し取材活動を行いました。

講座参加者募集告知
講座参加者募集告知
9月25日_ライティング講座
9月25日_ライティング講座

1113日・14日_来町取材 開会会合、取材の様子


受講者の高橋曜子さんが、林業現場や林業エキスパートである島﨑和友さん(南佐久北部森林組合 代表理事専務)を取材。国内や佐久穂町の林業の構造や課題、山の仕事の現場の様子がイキイキとレポートされている。

 

さくほ通信club_note 講座に参加した高橋曜子さんが取材 

1213日投稿


大人の社会科見学_佐久穂を舞台に、楽しくネタ取材

 

 大人の社会科見学として町内の様々な場所を訪ねるオフライン活動8種(9回)を実施しました。メンバーが佐久穂に対する理解を深めながら、マチの魅力をSNSで発信するネタ取材が目的です。多彩な体験、人との出会い、そしてメンバー相互の交流が深まりました。以下、その様子をご紹介します。

85日_もろこし刈り

 

味噌やジャムづくり、蕎麦やモロコシ栽培等、自然や農とともにある里の暮らしそのものを仲間たちと楽しむ女性グループ「やさい倶楽部」様のご好意で、夏休みの早朝にモロコシ採らせていただきました。

 

yatun_Instgram やつづかえり編集長87日投稿

https://www.instagram.com/p/CSRcU-VBOWM/

825日、29日_佐久穂町のゴミ処理講座

 

長く佐久穂町の職員として活躍されてきた須田秀俊さんを講師としてお招きし佐久穂町のごみ処理についてレクチャーしていただきました。ゴミの分類方法はもとより、収集後の一次処理や最終処分について、更に環境的課題を含めた多角的なお話をお聞きすることができました。

 

 

さくほ通信club_note 「町のごみ処理について、根掘り葉掘り聞いてみた」

やつづかえり編集長91日投稿


9月12日_八千穂・リノベ古民家&八千穂漁業見学

 

 元・地域おこし協力隊員の金子幸司さんが修復・リノベーションに携わってきたJR・八千穂駅近くの古民家を見学させていただきました。この建物がもともと持つ味わいや価値をできるだけ近い状態を維持しつつ、新しい利用に耐えるように修復を行ったプロセス。建物のリノベーション手法に込められた哲学を感じながらの見学させていただきました。

 

yatun_Instgram やつづかえり編集長9月13日投稿

https://www.instagram.com/p/CTvkzpCv8f8/

 続いて、八千穂漁業の養魚場に移動。代表の佐々木信幸さんにご案内いただき、長野県が開発した信州サーモン誕生の技術や、美味しい信州サーモンや大王イワナをつくるための日々のご努力を知ることができました。佐々木さんがウエットスーツ姿で生簀に入り大きな魚をすくい上げる様子に、一緒に参加した子供たちからも大きな歓声があがっていました。

 

yatun_Instgram やつづかえり編集長 9月13日投稿

https://www.instagram.com/p/CTvngwIPS7i/

930日_羽黒下「さくほの家」&宿岩「築100年以上古民家」見学

 

 新津技建さんにご案内いただき、佐久穂町の子育て世代に向けた住宅コンセプト「さくほ家」の建築事例を見学させていただきました。新津技建により数年前に建てられた羽黒下にあるお家。オーナーの由井様のご厚意により、テレビで観るお宅拝見のように探訪させていただきました。お仕事で林業に携わるご主人だけに、佐久穂産のカラマツがふんだんに使われた美しい内装。参加者は皆うっとり。温故知新をコンセプトとする新津技建さんが建てる住宅は、伝統的在来工法でありながら高気密高断熱による過ごしやすさを実現しています。由井様のお奥様のおもてなしを受けながら、素敵なお家での暮らしについてたっぷり聞かせていただきました。

 

yatun_Instgram やつづかえり編集長10月1日投稿

https://www.instagram.com/p/CUesaAzPiBW/

 

 続いて同じく新津技建さんの古民家再生プロジェクトの現場を見学。宿岩にある築100年以上の建築で、素人目には「朽ち果てている」外観ですが、新津さんに言わせれば「日本の伝統構法の素晴らしさに気づかせてくれるお宝」、との評価。今後の改修作業でどのように甦るのか、たいへん楽しみです。改修の様子は、YouTubeで配信されています。

 

yatun_Instgram やつづかえり編集長101日投稿

https://www.instagram.com/p/CUe9axvPPrP/

1018_林業現場見学

 

南佐久北部森林組合にご勤務で、さくほ通信clubのメンバーでもある中村さんに案内していただき、八千穂高原の町有林を見学させていただきました。ハーベスタという機械で、カラマツを切り倒し、木の枝を払って一定の長さに切り分ける作業を間近で見学。その迫力や大型機械の器用な動きに皆さん感動。

 森林組合の事務所では、参加者から出された多くの質問一つひとつにとても丁寧に回答していただき、佐久穂の林業に対する理解が深まりました。

 

yatun_Instgram やつづかえり編集長10月19日投稿

https://www.instagram.com/p/CVMnot4vsPA/

117日_りんご狩り&おにぎりランチ会

 

秋も深まり、アップル草間さんで、リンゴを収穫させていただきました。シナノスイート、シナノゴールト、名月等の様々な品種を収穫させていただき、同時に食べ比べることで夫々の味の特徴を楽しむことができました。

りんご狩りの後は、茂来館でランチを手作り。豚汁、おにぎり、アップルパイ等を、お腹いっぱい食べました。

 

Yatun_Instgram やつづかえり編集長11月7日投稿

https://www.instagram.com/p/CV-Sw4kPbmi/

1210日_マチの宝、スタインベルグピアノに触れる

 

役場職員としてピアノの修復や運用に携わった須田秀俊さん、須田芳明さんに、佐久穂町が所有するピアノ「スタインベルク ベルリン」について、その来歴や、修復に関するストーリーをお聞きしました。また実際の演奏を聴いたり、鍵盤に触れたりして日本に3台しか残っていないといわれる音色に触れました。

 

 


1217日_アルストロメリア栽培農家見学&花農家に教えてもらうスワッグ作り体験

 

   大日向の花卉農家・工藤農場を訪ね、アルストロメリアの栽培のハウスを見学させていただきました。花の特徴や栽培の工夫等について農場主・工藤さんのお話を聞きました。茂来館に戻り、同じく花卉農家の奥様、中島智加さんにドライフラワースワッグ作りを教えていただきました。佐久穂町の特産品のアルストロメリアの特徴や魅力を知り、地元で花卉栽培に携わるお二人と交流することができました。