株式会社 吉本

事業所名

株式会社 吉本

所在地

長野県南佐久郡佐久穂町大字平林121

(群馬県と岩手県に支店あり)

電話番号

0267-86-4305

メール

yui@yoshimoto-forest.co.jp 

担当者名

由井 正宏


事業や仕事の内容、特徴

長野県佐久地域、上小地域を中心に森林整備事業請負と、土木材の製材を行っています。近年林業現場の機械化が進む中、生産現場の高効率化を進めながら若者の採用を行っています。又、生産された丸太は合板用材中心に引合が強く、杭丸太の出荷を含めて活発に取引されています。

遊休地を活用した観光ブルーベリー園も運営しています。

事業所PR

職員の平均年齢が若く定着率が良い、働き易い職場です。

南佐久の森林資源を守り育む】

 株式会社 吉本(さくほ通信5号 2019年7月発行)

 約6,000haもの社有林の管理のほか、個人所有の山の整備や公共事業も請け負い、森林調査・測量・植林・下草刈り・伐採後の造成・木道の開設から木材チップを活用したブルーベリー園の運営まで、山や木に関わる事を手広く展開している吉本は、明治20年創業の林業の老舗。電柱や枕木など日常生活にも木を必要とした時代に、豊富な森林資源と比較的首都圏に近い地の利を生かし、林業を南佐久の一大産業に押し上げた。伐採だけでなく製材加工までできる吉本には、近隣で切られた丸太の多くが集まる。貨物列車からトラックへと輸送方法は変わったが、今日も佐久穂の木材が全国に運ばれている。 

カラマツの色味が印象的な社屋
カラマツの色味が印象的な社屋

羽黒下駅前の製材所には様々な丸太が集まる
羽黒下駅前の製材所には様々な丸太が集まる

 下積みに2~3年を要し危険を伴う林業だが、「知る限り、辞めた人はいない。」と話すのは入社10年目の新津辰則さん。経験年数ではなく技術がものをいう業界で、一昨年から現場代理人を任されている。「林業は一人でやるイメージが強かったですが、実はみんなで協力する仕事。雰囲気がいいから続けられます。専門的な重機の免許取得費用は会社が負担してくれました。日々腕を磨いて林業を盛り上げていきたいです」。吉本ではチェーンソーや防護服などはすべて支給。社宅完備。もちろん森林浴の環境の中で仕事ができるのもメリットだ。


カラマツの原産地・川上村を擁する南佐久の山の木は、ほとんどがカラマツ。吉本で扱うのも約9割がカラマツだ。 長年建築に不向きとされたが、吉本の社屋にはカラマツが多用されている。「南佐久のカラマツは強度があり、 近年見直されつつあります。」と専務の由井正宏さん。12年前に佐久穂にUターン、休日は子供と自然の中で遊ぶパパの顔も。現在は、内装にも構造にもカラマツを使用したマイホームを建築中。自宅をショールームにし、カラマツの良さをPRしていきたいという。「山の仕事は近年機械化が進み、安全性と生産性が高まってきていますが、労働災害を防ぐには正し い知識と行動が必要です。難しいけどやりがいがある仕事です。」と由井さん。佐久穂の美しい森はプロの手によって守られている。

※年齢は、2019年当時

町内の現場にて。専務の由井正宏さん(41歳 佐久中央小・佐久中卒) 写真/左  新津辰則さん(30歳 佐久中央小・佐久中卒) 写真/右
町内の現場にて。専務の由井正宏さん(41歳 佐久中央小・佐久中卒) 写真/左 新津辰則さん(30歳 佐久中央小・佐久中卒) 写真/右