佐久穂町立千曲病院
事業や仕事の内容、特徴
町立千曲(ちくま)病院は、この地域に根ざす病院として、病気やけがの治療はもちろん、健康づくりから病気予防、リハビリテーション、在宅医療や福祉までを含めた幅広い提供します。医療レベルの向上に努めながら、患者さんに優しく、ゆとりあるあたたかい心でふれあって、地域の皆さんがよりよい人生を過ごすためのお手伝いをしたいと考えます。
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外来計１４科 外科・内科・整形外科・胃腸科・呼吸器科・小児科・神経内科眼科・泌尿器科・放射線科・麻酔科・皮膚科・循環器科・リウマチ科
一般病棟 ５２床、療養病棟 ４５床
【地域の健康を支える頼もしい存在】
佐久穂町立千曲病院（さくほ通信3号 2018年7月発行）
前身となった結核療養所から数えると60年以上、地域の人々の健康を支えている“まちのかかりつけ医”。内科・外科・胃腸科・循環器科・整形外科・小児科のほか、平成28年の全面改装後は町民からの要望が多かった 眼科・泌尿器科・肝臓外来も開設され、より充実した医療が受けられるようになった。院内では一般病床と療養型病床、訪問看護ステーションを包括する。病気やけがの治療はもちろんケアマネージャー・ヘルパー・看護師・リハビリスタッフが連携して、在宅ケアから病気予防まで幅広く町民の健康を支えている。また内視鏡検査を駆使した人間ドックは、疾病の早期発見につながる。町民であれば町から補助が出るのもうれしいポイントだ。
病気予防と健康推進を支える大きな柱の一つであるリハビリテーション科には理学療法士13人・作業療法士 2人が在籍。「病床数100に満たない病院にしてはリハビリ室も広く、スタッフも多いと思います。その分、町の小中学校の運動器検査や健康維持のために地域で開かれる体操教室にも、専門知識を持つ私たちが直接出向いて対応することができます」と理学療法士の石井卓也さん（佐久中央小・佐久中卒）。
千曲病院で看護師として働く母親の存在と、中学生の時に千曲病院で行なった職業体験が理学療法士を目指すきっかけになった。 東京の病院で経験を積み、Ｕターンして4年目。外来や地域の体操教室を担当するほか、中学の部活動から要請を受け、体幹トレーニング・ストレッ チ・けが予防などを指導している。「例えば吹奏楽部では体幹トレーニング をしています。回を重ね、生徒の姿勢がよくなり息が吐けるようになったのを見て、やりがいを感じています」。子ども時代千曲病院で夢を見つけた石井さんは、今、佐久穂の子どもたちの夢を支えている。
地域に総合病院があるということは安心につながる。ましてやその病院 が、なるべく病院にかからないようにと予防の取り組みまで積極的に行なってくれるのだから何とも頼もしい。
