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大日向小学校は2019年4月に佐久穂町の開校した日本で初めてのイエナプランスクールであり、学習指導要領に基づいていた教育を行う一条校です。2022年4月には小学校に続いて大日向中学校が開校しました。「誰もが、豊かに、そして幸せに生きることのできる世界をつくる。」という建学の精神のもと、「自立する」「共に生きる」「世界に目を向ける」の3つを大切にしています。旧佐久東小学校の校舎を再利用させていただきながら、地域の皆さまとも共に日々の学校運営を行ってまいります。
【誰もが、豊かに、そして幸せに生きることのできる世界をつくる。日本初のイエナプランスクール認定校 】
学校法人茂来学園 しなのイエナプランスクール 大日向小学校(さくほ通信8号 2020年12月発行)
「誰もが、豊かに、そして幸せに生きることのできる世界。そのために、すべての人が“個”とし て大切にされ、それぞれの違いを認め合い、互いに協働することを通して世界平和に貢献する、自由と責任のある共同体になること」を目指すべく設立されたのが大日向小学校だ。ドイツで発祥しオランダで発展した「イエナプラン」の理念に基づく日本初の小学校として注目され、 子どもも職員も全国から集まっている。
子どもたちは、ファミリーグループという少人数の異年齢グループをベースに学びを進める。 子どもも大人も人として対等であるという考えから教員は「グループリーダー」と呼ばれる。上学年のグループリーダー秋山真一郎さん(宮城県出身 38歳 川久保在住)は宮城県の公立校に15年間務めた。「異年齢活動を取り入れるなど柔軟な学校でした。みんなでやる活動が中心になってしまい、一人ひとりをなかなか見られないという悩みもありました。大日向小学校では一人ひとりの学習のつまずきにも対応しながら楽しいと感じられるように心掛けています」。
自然との関わりをサポートするのは、旧佐久東小学校出身で大日向の自然を知り尽くした 潮田都(旧姓 山口)さん(佐久東小・佐久中卒 27歳)。大好きだった母校。閉校後は自然活動の拠点として再活用するのが夢だった。その場所が新しい学校として生まれ変わると聞き、いてもたってもいられず、東京農大で培った知識と自身の経験から協力できることはないかと問い合わせた。プルーンや野菜の栽培、野生動物の観察など環境教育ファシリテーターとして子どもと自然との橋渡し役を担う。
いわゆる「保健の先生」である川村恵梨奈さん(大阪府出身 31歳 宿岩在住)は、幼稚園と小学校で養護教諭を経験後、島根県の地域おこし協力隊員として活動。現在大日向小では、 ケガや病気の手当てだけでなく、子どもの声に耳を傾け、校内の仕組み作り、物品の整理に至るまで、できることは何でもやる。休み時間には 「えりぴーのお手伝いがしたい」と子どもたちが保健室に集まって、保健室は大盛況だ。
※年齢は、2020年当時
小海町役場
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